前回に続き,
本文の構成について見ていきたいと思います。
実は最近の教科書は,4領域の取り扱いについても,
コミュニケーションアクティビティにしても,
内容的に非常に優れています。
4領域と言えば,
音声CDなど音声素材がないのではと
思われるかも知れませんが,
QRコードができたおかげで音声も聞くことができ,
リスニングも網羅しているのです。
この1冊を網羅することで,
バランスよく力がつくようになったと感じています。
今回は,単元の構成を詳しく見ていきながら,
どういう場面で教科書のコンテンツが生かされるのか,
考えるきっかけになると幸いです。
なお,前回でも述べたように
Unit0〜Unit5までは,小学校で既習事項です。
中学校で文法事項と結びつけることで,
学習内容をさらに強化するねらいがあるのだと思います。
まずはUnit2を見ていきましょう。
【単元のねらい】
“GOAL“という形で,表現されています。
『身近な人やものについて紹介したり,たずねたりすることができる』
ここでのゴールは総括的な目標になります。
なので,文法的に
Be動詞や一般動詞を使って平叙文,疑問文などの文章を組み立てることができる
と、いった目標では表記されません。
ちょっと考えると文法事項を理解することが目標の上位にきそうですよね。
今は表現力を重視した学習内容に移行しています。
あくまでも,そういった文法を使うことは下位目標であり,表現力を養うということが1番の目標になる。
今回の学習指導要領の特徴でもあります。

【文法上のねらい】
単元(Unit)は大体3つのパートに分かれています。本文は2ページに渡り,余白をとって本文も書かれています。その中でKey Sentence という本文1ページ目下に文法事項が書かれています。
ここに着目できないお子さんもいるので,適切に注目させることが大切だと思います。

【教科書内の4領域の取り扱い】
『聞く』
2ページ目右上のQRコードを使って音声を聞くことができます。
本文と単語が読み上げられます。教科書内では,ヘッドホンのアイコンで示されます。
また,2ページ目下段のSounds and Lettersで似通った音声の比較の部分もあります。

『読む』
本のアイコンで示されていますが,まさに本文を読むことが読む領域になります。
『書く』
鉛筆のアイコンで示されます。
本文2ページ目のYour Turn の部分で扱われます。
『話す』Production
話すアイコンで示されます。Enjoy Communicationや Your Turn の中で,自己表現として取り扱われますが,Inteructionと比べると総じて少なく,相互のコミュニケーションでの『話す』を重視されていることがわかります。
『話す』Introduction
吹き出しのアイコンで示され,相互のやりとりのアクティビティの中で使われることが多いです。
Enjoy Communicationの他,Your Turnの書く活動でも取り入れられ,書くことと話すことを関連づけて取り扱っている単元もあります。


文法のまとめ
いくつかのUnitごとに文法のまとめのページが設けられています。
文章の構造の解説,よく見られるミス,簡単な演習問題などで構成されています。

