娘の多読音読体験はCTPがメインでしたが,そのスタートは遅く小学2年生の時が最初でした。
遅くなってしまったのは,何を使って進めていこうかと試行錯誤を重ねていたせいです。
その間,語りかけ育児や動画,テキスト,あれこれ迷っていました。
CTPメインでいく以前も,赤ちゃん用のボードブックや語数の少ない絵本,アプリコット出版のPicture Bookシリーズなどいくつか絵本も探して一緒に読み,娘の反応を見ていました。
そうこうしているうちに気がついたことがあります。
母親が読み聞かせするにしろ,絵本の朗読CDはあったほうがいいということ。
特に多読音読を始める乳幼児のお子さんには,CDを使った掛け流しを併用することをお勧めします。なぜなら,音と文字のマッチングの難しい年齢のお子さんでも,日常的に音声を流すことで絵本の内容が想起されるため,のちのちの多読音読による文字と音声のマッチングに結ぶつけやすいからです。
CTP絵本について
① Creative Teaching Press社の『Learn to Read』シリーズ。Leveled Readers。(元来ネイティブのお子さんの読みのレベルを上げるための絵本)Science、Social Stuidies、Math、Fun & Funtasy、といった4分野に分かれ、全144冊となります。レベル分けは緩やかで,レベルをまたいで指導することも可能です。
② 購入方法
日本ではctm、Mum’s Englishで取り扱っています。
③ 特筆すべき点
範唱CDが楽しいこと。掛け流しに最適だと言えます。3回の繰り返しがあり,後をつけて発話できるようにポーズも入れてあります。ただ,CDを聴いてすぐ発音するのは初期のお子さんには難しいかもしれません。
多読音読の進め方
①一日一定時間,CDの掛け流しをする。
朝着替えている場面でもいいですし,寝る前の歯磨きタイムでも良いのです。多読音読をしているシリーズ6冊分をまとめて流すといいでしょう。CDを聴きながら音読したり,発話する必要はありません。
日常的に音声を流すことで,お話を想起したり,音を思い出したりマッチングしたりすることができます。
②1日のどこかルーティンとして時間を設定し,音読をしたり,音に合わせてページをめくったりする。
この時,音と文字のマッチングを進めるために文字を指差しするようにしましょう。音に慣れてきたら,後をつけて読んでみましょう。この時も指差しは忘れずに。
ちなみに音声はCDでも,お母さまの声でもその他家族の声でも構いませんが,身近な人の声を喜ぶようです。
③読了したら記録する
8割〜9割読めたら次の本に進みましょう。同じ本を暗唱するほど読む必要はありません。むしろ9割程度の達成度でたくさんの本を読んだ方が良いのです。
記録の方法はいろいろありますが,動画に残すこともお勧めです。子ども自身、ある程度完成された音読風景を残したいと思うため,集中度も音読スキルも上がります。
※ダウンロードサイトにCTP絵本全タイトルと語数をまとめた表を作成しました。
語数をチェックして,語数記録表に記録してもいいですし,読んだ本のタイトルのスペースにシールを貼るなどされてもいいと思います。ご活用ください。
CTP絵本読了カード

我が子の場合とその効果
我が子の場合,小学2年生から4年生までで144冊を読了しました。最初のうちは週に1〜2冊、語数が多い絵本になると週1冊程度のペースで読み進めました。
① 朝の音読タイムを活用する。
登校するまでの時間で,国語の音読とセットでCTP絵本の音読もやりました。
2回読んでも5分〜8分程度でしたので,特に負担にも感じなかったようです。
最初は,私と一緒に読み,慣れてくると一人で読みました。
だいたい1週間で録画し,次に進んでいましたが,慣れてくると自分で録画するようになりました。
Apron in the Garden
②掛け流し
娘の場合,多読音読の初期の数ヶ月だけやりました。朝の着替えタイムや晩御飯の後など,気にならない程度の音量で軽く流していたのですが,覚えているフレーズなどがあると一緒に発話したりしていました。
③効果
多読音読以外,我が子に英語の指導をしたことはないのです。それでも144冊読了するころは,簡単な英文は読めるようになっていました。
一番大きな効果は「自分は英語が読めるんだ」という自信だったと思います。
4年生で読了した後は,5年6年と1日も欠かさず,私に言われたこともなくラジオ英語講座を聴いていました。英検受験のための学習も,自分でやっていました。自信を持つというのはモチベーションを高め,学習への意欲を持続させてくれるのだなと改めて思うことでした。
あまり細かいことにこだわらなくても,長く続けられるような仕組みを大人の側が作ってやれば,大きな成果を得られるのが多読音読の良さだと感じています。
そういった家庭での取り組みもサポートしていきたいと考えています。

