CTPとORTを使った多読音読学習法

英語の多読を始めようと思った方なら、少しずつレベルをあげて読んでいくCTP(Creative Teaching Press)とORT(Oxford Reading Tree)という2つのシリーズについては耳にしたことがあると思います。

どちらを読み進めていったらいいのか、またそもそも多読をどうやって進めたらいいのか、わからないといった方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、CTPとORT(Graded reader、Leveled Reader)のシリーズを絞ってその違いと、ORTとCTPを使って多読音読を進めていく方法について解説します。

多読で使用される絵本ORT、CTPとは

英語多読で調べていくと必ずと言っていいほどヒットするORTとCTP。どちらも読みのレベルを上げていく内容の多読用絵本ですが、内容やつくりはそれぞれ違います。

① ORT(Oxford Reading Tree)

300冊からなるGraded Readers。ノンネイティブのためのReadersと言われています。日本では一番有名な子ども用多読本なのではないでしょうか?
レベルはStage1~Stage9まで用意されており、その先にちょっとした読み物レベルのStage11〜13が準備されています。
6冊で1セット。関連のある言い回しや単語が6冊を通して繰り返し出てきます。

ORTとCTPに代表されるGraded ReadersとLeveled Readersについてはこちら

https://readaloud.ciao.jp/273/

イギリスで出版されている多読本で、各Stageのステップがはっきりしています。
このような本が生まれる背景として、英語圏でない国からの流入が多いというのも一つの理由でしょうか。

登場人物、ファミリーが固定化していて、成長物語として捉えることもできます。
特にStage4からは、それまでの独立した家族のエピソードから離れ、Magic  Keyを使った冒険が始まります。
Oxford University Pressホームページ

② CTP(Creative Teaching Press)

正確には、Creative Teaching  Press社の『Learn to Read』というシリーズになります。144冊で構成されLeveled Readersと言われています。レベルは1〜3になります。Science、Social Studies、Math、Fun & Fantasy、といった4分野に分かれ、それぞれの内容に特化した絵本になります。

絵の表現形態も写真ありイラストありとバラエティに富んでいましたが、数年前大幅な改訂があり、ポップで可愛いイラストが主流になり、写真表紙はかなり少なくなりました。

内容や登場人物に一貫性はありませんが、Bunny  BearやMr.Noisyなどレベルやシリーズを超えて登場するキャラクターもあります。

Creative Teaching Press(Learn  to Read)

CTPとORT、それぞれの良さを比較する

【系統性】

Graded Readerとして作られているORTは語数も段階的に増えていきます。また、6冊1セットの中でターゲットワードが何度も繰り返し出てくるので、子どもも理解しやすいといえます。
Gradeが細分化されていて、本の冊数自体も多いので、読んだ本を見える化しておくと子どもの達成感に結びつきます。

CTPも緩やかにレベルが上がっていきますが系統性より多様性を追求しており、さまざまな分野のストーリーで幅広く英語を学習していきます。

【レベル】

ORTのレベルはStage1〜9まで232冊(付加的にStage11〜13まで)

CTPのレベルはLevel1〜3(それぞれ48冊)まで144冊。レベルは上がっていっても全体的に易しい傾向です。

【多聴としての聴きやすさ】

どちらも範唱CDがついています。CTP絵本の音声は3回読みの上、チャンツが入っていてリズミカルなため読みやすいという特徴があります。

リズミカルで流し聞きにも良いです。
多読のスタート時に、音読と多聴を組み合わせるのにも適しています。

【絵本としての読みやすさ】

ORTは同じ登場人物、ストーリー性では読みやすいと思います。ただしStage4あたりから難易度が上がります。(一冊あたり100語程度になっていきます。)ご家庭で取り組まれる時、この辺りでスランプに陥る場合もあります。

CTPはリズムの良さが読みの楽しさにつながっていることが多いです。難易度も抑えられているので、絵本自体をスキップして別のシリーズの絵本と差し替えて読んでもほとんど問題がありません。

【それぞれの良さをふまえて指導に生かす】(当レッスンの場合)

アルファベットも未習、全く英語が初めてのお子さんや未就学のお子さんはCTPからスタートします。

英語未習児がCTPから始めたほうが良いわけはこちら

https://readaloud.ciao.jp/1822/

ある程度英語のもつリズムに慣れ、文字と音声のマッチングができるようになった段階(大体1年半〜2年)でORTをスタートするのが良いです。
だいたい4年〜5年でORTのStage3を目指します。

Stage3をクリアすると英検にもチャレンジできる読みのレベルになります。当レッスンの場合、グループレッスンでの最終レベルはORT Stage3読了です。(が、早い時期から継続して通ってくださったところはStage4も読了しています。)

CTP,ORTを使った英語多読の進め方

  1. 多読をする時間を決める
    まず読む時間を設定しましょう。CTP、ORTを読むだけなら毎日15分程度の時間設定で大丈夫です。
  2. レベルに沿って絵本を読んでいく
    CTP,ORTであればレベルに沿って読んでいくだけでOKです。
    最初「簡単すぎる」と感じても、最初のレベルから読んでいくことが大切ですが、レベル2〜3のあたりを読んでみて、少しレベルを下げてみようかなというスタートでも構いません。
  3. 読んだ本を記録する
    読んだら記録しましょう。
    語数記録を推奨していますが、カレンダーに読んだ本を記録していく方法でも構いません。
    自分の多読を見える化するということは、継続のモチベーションにもつながります。

多読音読を長続きさせるコツ

  1. 毎日のルーティンに組み込む
    日常生活のルーティンと組み合わせて読んでいくようにしましょう。歯磨きの前後、お湯を沸かしている時間など毎日決まったルーティンと組み合わせることで、継続を促します。
    夜はさまざまな予定が入りやすいので、おすすめは朝の時間帯です。
  2. レベルを上げない
    できるだけ初歩のレベルを大量に読むことをおすすめします。CTP,ORTで同じレベルの本が足りなくなったら、まだ他にもGraded Readerはありますので、読みやすさレベルなどを参考に同様の書籍を探してみましょう。

https://readaloud.ciao.jp/473/

4. 記録を工夫する
記録の仕方を工夫してみることも大切です。
当レッスンでは語数を使った記録を推奨していますが、動画に残すことも成長がよくわかりおすすめです。
冊数記録、SNSに投稿するなど、自分が振り返ることのできる方法で見える化すると継続へのモチベーションも上がります。

5. その他
周りと比べないこと。自分の多読のペースを守るためにも周りと比べないことが大切です。多読は普段の読書と同じで、本来はごく個人的なものなので、他の人の多読の状況と比較する必要はありません。ただ、仲間と一緒に読み合うことは、モチベーションの維持にもつながります。
一般の読書会のように、書籍やテーマを決めて読み合うのも楽しいものです。

まとめ

英語多読を進める上で、一番手に入りやすく取り組みやすいCTPとORTについてその比較、多読の仕方についてまとめてみました。
ひとことで多読と言っても、洋書は多岐にわたるため、Graded Readersのような段階的にレベルを上げていく本を読むことが一番効率が良いのです。
まずは簡単な絵本から取り組んでみて、楽しんで続けること、これにつきます。

Sunny Kids Happy Momでは、CTPやORTを使った多読のサポートはもちろんのこと、同じレベルで他の絵本を選ぶ際のアドバイスなども行っています。
お気軽にお問い合わせください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

お買い物カゴ