頭が良くなりたい

「頭が良くなりたいんだ」

小学校1年生を受け持つと少なからず耳にする子どもたちの言葉。

「お勉強できるようになりたい」

入学してすぐ「テストいつあるの?」とか。

学びへの欲求や向上心は,
たくさんの子どもに見られるものです。

それが,学年を追うごとに
勉強と聞くと
「えー」とか
「面倒臭い」
とかネガティブな言葉に置き換えられていきます。

それは何故なのか。

教員時代,最も頭を悩ませていたことです。

  1. 経験値が増えて,他に興味のあるものが増えた
  2. 学習の内容や進み方が子どもに合っていなかったため,都度達成感を味わえなかった
  3. 子どもの意欲や能力を過剰に超えた学習量にモチベーションを失った

1であればまだ良いのです。勉強だけが人生の全てではないので,他にその子の持ち味を生かし,熱中できるものがあれば良いと思います。むしろ,多様な生活場面で子どもの生き生きとした表情が見られるのは,学校という場にとっては,多様性を保ち続けるのにとてもとても必要なことなのです。

問題は2,3でして,せっかくやる気と希望をもって入学した子どもたちの潜在能力を潰しているような気がしてなりません。

適切な課題と学びを,喜びと共に共有できる場を提供するのは教師の役目であり,常に試行錯誤していくべきだと考えています。

「わかるようになった」
「できるようになった」
そしてそれを学級という集団で共有できた,そんな体験が子どもたちを個人的にも集団的にも成長させます。

なので,ただ単に楽しければいいといった考えや指導法には嫌悪してしまう私です。

「わかる」「できる」中に子どもの本来の楽しさがあるからです。
子どもは本来,できるようになりたい,わかるようになりたいという存在だからです。

曲がりなりにも教師なら,学びのねらいをどうやってどの子にも身につけさせるか,行き過ぎを抑えつつじっくりと身につけさせるにはどうしたら良いのか,日々の自己研修と研鑽が必要だと考えています。

私自身,まだまだ未熟です。歩みを止めてはいけないと,自戒の念を込めて書いてみました。

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