レッスンでの多読音読は,とにかく
バリエーションをつけるの一点になるのですが,
一般的にもよく使われる
リピーティングとシャドウイング,オーバーラッピングについて書いてみたいと思います。
リピーティング
音声を聞いた後,聞いたままを繰り返して発音する
まさに「真似をする音読」です。最もオーソドックスな方法であり,国語でもやまびこ読み,交互読みなど,リピーティング一つとってもいろいろな方法があります。
子どもは単調な繰り返しを嫌うので,男女で分けて読ませたり,グループごとに読ませたり,キーワードや繰り返し部分を私は言わずに子どもに言わせたりと,様々なアプローチで読んでいます。
リピーティングはシンプルで取り組みやすい反面,
文章が長くなるとリピーティングそのものが難しい
といった短所があります。
特に,学習初期のお子さんは英語の音そのものに慣れていないので,2,3語ごとに繰り返しを入れるということになり,文のつながりや品詞を無視せざるを得ないこともあります。
使い道としては
繰り返し出てきているフレーズや単語を自分のものにしやすいということです。
あとにまとめますが,読み手はリンキングやスピード,声の大きさに留意する必要があります。
シャドウイング
シャドウイングもその字のごとく,聞こえてくる英文のすぐ後を追いかけて音読する
です。
聞くと発音するを同時に行う音読であり,集中力と「聞く」「発音する」を同時に行う高度なスキルが必要です。
実際にORTの一文が長くなる高学年になると,シャドウイングはスタートしています。読み手の私が非常に読むスピードを落とし,一文は読みながらも気持ちポーズを入れながら読むことで,子どもたちも頑張ってついてきてくれています。
音としての英語学習では,こちらが最強だと思います。リズムや強弱を身につけながら,細切れにすることなく,英文全体を自分のものにしていけます。
短所としては,一語一語の音の精度が弱まること。これは一斉指導だから言えることなのですが,きちんと発話されていなくてもそれらしくできてしまい,読んでいる子,読んでいない子の判別が難しい。
映画も英語音声,英語字幕に
YouTubeも英語字幕に
スクリプトが流れる中で,自分も発話してみるというのは大きな効果があります。
オーバーラッピング
英文を見ながら範読と同時に発音する
です。発音を自分自身で瞬時に修正していくスキルも必要です。ある程度文章が読めることが前提になります。
同時音読のため,指導者は音読の確認ができません。最後にまとめとして読むなど,使用する場面を工夫する必要があります。
一番よく使われる3つの音読の仕方についてまとめて見ました。
この3つを取捨選択,またはうまく組み合わせて読んでいくことが大切になります。

