多読は何歳からスタートするのが良いのか?

英語多読の良さが認知されるにつれ、多読音読にチャレンジしたい、または我が子に多読を取り入れてみたいと思われる方は多いのではないでしょうか?

特にお子さんと多読を楽しもう、またはお子さんにチャレンジさせてみようと考える時、何歳からスタートするのが望ましいのか悩まれる方は多いのではないかと思います。

ここでは9年弱多読音読を進めてきた経験から、年齢別に多読をスタートする意味と、その際の注意点について書いてみました。

SSS英語学習法における多読の推奨年齢

多読の本家ともいえるSSS英語学習方では次のように述べられています。

「次の英文を読んでわかる程度の英語力があれば十分です。」
I have a pen. /  I love you. / This is my pencil.

英語初心者に対するSSS英語学習法の多読法

上記の文章を読むとお分かりになるかと思いますが、教科としての英語をスタートしていることが最低ラインになっています。
簡単な文章でもいいので、発話ができ、意味がわかるというもの。

完璧に読めなくても、単語を知らなくても、中学文法がわからなくても、とっかりとしての英語に触れているということが条件になります。
① 音声→既知
② 文字→既知
③ ストーリーの理解(日本語)→既知
④ ストーリーの理解(英語)→未知、または既知

0歳から3歳ぐらいまでの多読

親子で読み進め、楽しむ多読音読になります。
この場合、全てが未習未知ですので、内容理解というより音体験ととらえる必要があります。
進め方としては、ピクチャーブックを使い、親子で音を聞き、絵と照らし合わせながら楽しむということが基本になります。

① 音声→未知
② 文字→未知
③ ストーリーの理解(日本語)→未知
④ ストーリーの理解(英語)→未知

4歳ぐらいから8歳ぐらいまでの多読

基本的な日本語を習得し、日本語のストーリーを理解しながら読み進めることができるようになっています。
英語の多読の場合、音と文字、さし絵を手がかりに丁寧に読み進める必要があります。
アルファベットも未習の子供達ですので、文字の習得も合わせて行います。
ポインティングを重視し、文字とのマッチングを進めながら、少しずつ語彙を増やしていきます。

① 音声→未知
② 文字→未知
③ ストーリーの理解(日本語)→既知
④ ストーリーの理解(英語)→未知または既知

9歳ぐらいから12歳ぐらいまでの多読

3年生から国語でローマ字を習うため、音声とは全く関係はありませんが、文字はなじみのあるものになっていきます。
国語的な理解力も高まるため、推測しながら読んだり、イメージすることも上手になっていきます。
内容について話し合わせたり、次の展開を予測させるなど、深まりのある読みが期待できます。

① 音声→未知または既知
② 文字→既知
③ ストーリーの理解(日本語)→未知または既知
④ ストーリーの理解(英語)→未知

指導体験を通していえること

ストーリーの内容を理解したり、文字と音声を結びつけ他の本への読みにも発展させていくということを考えると、日本語の習得の終わった4歳ぐらいからが多読は望ましいだろうと思います。

読むということは、文字を頭の中でイメージとして置き換えることであり、日本語の文字や言葉を認識できるであろう4歳以降はスムーズに多読も進められますが、それまでは親主導での読み聞かせや音を流して楽しむということに重点が置かれるべきです。

また、アルファベットを習得しているかどうかで、文字の認識度も変わってきます。小学校中学年までは文字の習得も両輪として進めるべきで、そういった丁寧な取り組みがすべり読みなどの非効率的な読みから脱却する一つの方法となります。

高学年では読みを発展的にとらえ、イメージ豊かに読むことをサポートしていくべきです。そうすることで、中だるみやモチベーションの低下を防ぎます。

発達年齢によって、取り組む視点は少しずつ変化します。
まずは最初の読みの導入が丁寧になされることが大事だと考えています。
そこで子どもたち自身が自分で読める喜びや、内容を理解できる達成感を持って中学校以降の多読へとつないでいって欲しいと思います。

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