先日,英検の話をしていたら
「英検ってさ,やっても喋れるようにはならないよね。」と,
聞こえるか聞こえないかの声で言った男の子がいました。
皆さんはどう反応されますか?
私は
「あはは。そうだよね。英検できてももちろん喋れないよ。英検は話せるようになる試験ではなくて,ある種の資格試験と同じだからね。」
と,笑って答えました。
素朴で先生先生と言っていた子どもたちにも思春期はやってきます。
女の子は見えにくく,男の子はある意味言動に現れやすい,そんな成長の道筋をたどる子どもたちです。
自分にまだまだ自信は持てないものの,世間一般の常識には物申してみたい。
大人の画一的な思考には嫌悪してしまう。そんなお年頃です。
最近はあからさまな反抗期をたどらないお子さんも多いと感じますが,素直にハイとは言いたくない時期があるのは,ある意味健全だと言えます。
そんな時、大人の理論で子どもをねじ伏せるのは好きではありません。
さらりと流せばいいのではないでしょうか?
そういう考えもあるかもね。
でも先生はこう思うよ。
そんな感じで受け取るようにしています。
そんな時,長年の子どもたちとの付き合いが,思春期の子どもとの関係を緩やかにサポートしてくれます。
長く子どもたちをみてきたことで,私自身余裕を持って対応できますし,
子どもたちにもそんなところがあると感じています。
本当は自分の意見を持ちつつ,相手の意見も一旦受け止められるといいのですが,どうしても大人のアドバイスや意見を受け入れられないお子さんもいます。
そういうお子さんは学習面でもなんでも一旦停滞してしまいますが,長い人生から見れば点のようなものなので,その子の育ちを信じるしかありません。
一度距離感ができても,大人の方に受け止める力があれば,子どもたちはまた戻ってきますし,倍速で成長していきます。

