感謝の気持ちの底にあるもの

私が退職し子どもから離れたことが寂しくて,しばらく鬱のような状態になっていた時,私を採用してくださったのは娘と息子が通った保育園でした。
今までとは違う年齢層の子どもたちと触れ合い,元気とやる気を取り戻したのはボランティアとして気軽に受け入れてくださった坊守さんでもあった今はなきN先生のおかげでした。

すぐにボランティアから正式な雇用へと繋がり,その2年後大手の英語教室を断って英語のレッスンを私の方に一本化してくださったのもN先生で,仕事としてのきっかけを作っていただいたと今も感謝しています。

学校を辞めてしばらくして,英語を教えてほしいと声をかけてくださったのは小学校担任時代の保護者の方々でした。多読を使ったグループレッスンという,その当時自分にとってはイメージでしか持ち得なかった実践がこれをきっかけにスタートしました。

個人レッスンのスタートもそういった元保護者の方々でした。長いお子さんは10年ほどのおつきあいになりました。どの子も成人前後の歳になりましたが,今でもありがたく子どもたちの活躍が楽しみでなりません。

並行して行っていた大人のレッスンも違う楽しさがありました。異業種交流などがきっかけでしたが,長い方は7年続けてくださいました。この時の積み重ねが今の大人の多読レッスンの構想の元にもなっています。

他方,保育園を卒園した保護者の方々が子どもたちを集めて小学生のレッスンがスタートしました。お知り合いにお声掛けくださって,人数をある程度集めてくださり,今度は小学1年生からのレッスンの土台を作ることができました。月一度でしたが,十分な人数の子どもたちを集めてくださり,最終的に土曜日終日使ってレッスンするほどになりました。そのお母さまは転勤で実際我が子を通わせることはできなかったのです。私が引っ越した鹿児島市までお電話くださり,進めていただいたこと…感謝しかありません。

英語のイベントの際は率先してお母さま方が手伝ってくださいました。子どもたちや私にも差し入れてくださり,今思い出してもその温かさに胸がキュッとなります。懐かしい思い出。私一人では子どもたちをあんなに集めることはできなかったでしょう。他人の私にそこまでしてくださるのか…足を向けては眠れない,そんな思いでした。

もう一つの保育園では経験値の少ない私を0歳児からの指導者として迎えてくれました。0歳児からの指導法も積み上げることができ,今のBaby Classにつながっています。

鹿児島市のレッスンがなかなか始まらなかったのですが,その間毎日一人のお子さんを指導していたことがあります。宿題から英語までかれこれ2年半,教科全般指導していました。引っ越してきたばかりの私を信頼してくださり,預けてくださったこと。そして卒業する時,「先生のことが大好きです」と手紙に書いてくれた女の子。学校と家をつなぐ指導も良いものだと思いました。

鹿児島市でのレッスンのきっかけを作ってくれたのは元同僚でした。すぐに数名を集めてくれ,児童クラブまで紹介してくれました。今は異動で離れていますが,きっと近いうちにお礼を言うことのできる状況になることでしょう。

永吉の多読の会も今はコロナでお休みしていますが,自分自身の新しいチャレンジとして取り組ませていただき,毎回予想以上の方々を集めてくださりありがたかったです。修正点改善点も含めて、新しい多読の会として頭の中で再構築しています。チャンスがもしあるのならまた挑戦してみたいなと。

こうやって振り返ると運が良かったというか,出逢いに恵まれていたというか,チャレンジというか未知の取り組みをよく受け入れてくださったなと思うのです。
自分自身内向的な人間です。新しいものを考えたり,新しい取り組みへ向けて試行錯誤したりすることは好きなのですが,自分一人で外へ向けて実行へもっていけたかというととてもそんな自信はなかったです。
そこには常に不思議なしかもありがたい出会いと縁がありました。

以前からお話ししているように,人は感謝の気持ちで動くものであり,その根底には「ここまでやってくれるのか」という想定外の状況があるのだと思います。

自分の予想を越えて,差し出される何かがある時,人は驚き感動し,感謝の念が生まれるのだと。
そしてその感謝の気持ちが,次の自分の行動につながっていくのだと感じます。

叱咤激励だけでは生まれない意識だと思っています。

今もたくさんのお母さま方がレッスンの便宜を図ってくださり,次につないでくださり協力してくださっています。子どもたちも今の忙しいご時世で,文句一つ言わず通ってきてくれているそんな状況を忘れないようにしたいです。
今現在進行形の個人レッスンの子どもたちも長い付き合いになりました。信頼して全面的に任せていただいていることを肝に銘じ,責任をもってサポートしたいと思います。

私自身,今までしていただいたことに対する感謝の気持ちを,やはり自分のできることで返したいという思いがあります。私を取り巻く人々がまず素晴らしきGIVERであったと。その与えられたことに対して,私もさらに与えられる存在でいたいと。GIVERでありたいと思うのです。

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