子どもたち,特に具体的な思考の発達段階にいるお子さんにとっては,たくさんの経験,できれば自然の中での驚きや発見を身近な家族で共有できたら良いなと考えています。
「きれいだね。」
「すごいね。」
「初めてだね。」
経験を通して得たたくさんの感情を身近な人と分かち合う,その積み重ねが本人の学びの器を大きくしてくれます。
大きな器を作れた子は,その後の学びや体験をどんどん吸収していきます。いわゆる成長の伸びしろが大きいのです。
とかく習い事や塾で,こじんまりとした体験しか得られなくなっているお子さんが増えているような気がします。
強烈な草の匂いを嗅ぎながら,1日が果てしなく続くような気がした長い長い夏の日。
椎の実を拾ったり,野いちごを無心に摘んだ経験。
年齢が低ければ低いほど,そこに共感してくれる身近な大人の存在が必要だなと。
年齢が上がるにしたがって,その役割はだんだん友だちが担うようになっていきます。
そこで得られた感動や驚きは,その後の学校生活での学びのベースになっていきます。学校生活で学んだことや驚きをクラスの仲間と共有することにもつながります。
一人で完結してしまう遊びや,一人で完結してしまう体験ばかりでは,学校の一番大切な学びの根幹,「学んだことを共有し,伝えていく」ことが疎かになってしまいます。

