多読でよく目にするSSS学習法ですが、多読音読を進めていく場合、英語に触れているかどうかは大切なポイントになります。
「自分は英語から離れて何十年も経つけれど、いきなり多読を始めても大丈夫だろうか」「アルファベットも知らない子供と多読を始めてみたいけど、気をつけることはなんだろう」など、不安な方もいらっしゃると思います。
ここでは、英語未習者にとっての多読学習法についてまとめてみたいと思います。
中学英語程度の英語既習者の方はこちらをご覧ください。
多読における英語未習者とは

ここでは、アルファベットや英語の音に触れていない方と定義しています。年齢で言えばローマ字としてのアルファベットも学習していない小学校低学年以下のお子さんを想定しています。
いくら時間が経っているからとはいえ、中学英語終了程度の方と比べると、就学前のお子さんや小学校低学年のお子さんが多読に取り組もうとする時,既習者とは別な面からのアプローチが必要になります。
英語未習者の状況

未習者の状況とは
英語の文字や音に触れていない
そもそも日本の英語環境が豊かでない
(カタカナ表記など外来語としての英語との接触はあったとしても)
この部分をクリアしながら
多読を進めていく必要があります。
上記の状況は日本語も同じと言えるのではと思われるかもしれません。
確かに乳幼児のお子さんは平仮名など日本語も未習ですし,ましてや日本語の文字には触れていない状況ですよね。
それでも周りの日本語の言語環境は整っているわけで,普段から音や文字のシャワーは浴びているわけです。
英語未習者が多読を始める上での視点

英語未習者が多読を進めていく際の視点は以下の4つになります。
年齢によって内容理解の程度を変えること
アルファベットの理解に時間を割くこと
暗誦はしない
最初に音に触れながら、徐々に文字とのマッチングを目指すこと
人が言語を獲得するとき、4技能5領域の視点は外せません。4技能5領域とは『聞く』『読む』『書く』『話す(発表する)(やりとりをする)』の領域のことです。
この領域のうち最初に獲得すべき部分はどこかを考えてみます。
母国語を獲得するときも、子どもたちはいきなり『書く』ことや『読む』ことからスタートできるお子さんはいないでしょう。
英語を身につけていく場合も同じです。最初は『聞く』力の獲得になっていきます。
最初は範唱音声を聞きながら、どの音がどの文字を指しているのかを理解できるようにしていきましょう。それが単語と音声のマッチングにつながっていきます。
年齢によって内容理解の程度を変えること

