英語を独学する場合、何からスタートしたら良いかわからないといった悩みやできるだけ安価で時間をやりくりしながらでも力をつけていけたら良いと考えるのではないでしょうか?
特に社会人になってからの英語独習は、ポイントを絞って効率的に進める必要があります。
ここでは、英語を独学するときの視点や教材の効果的な使い方についてまとめてみました。

英語を独学するときの視点
① 4領域を意識する
英語の4領域とは『聞く』『読む』『書く』『話す』の4つに分類されます。(新しい中学校英語学習指導要領では、この「話す」も「自己表現」「相互のやりとり」の2つに分かれています。)
英語の総合的な力はこの4領域をスパイラル状に学習していくことで、バランスよく培われるのであり、どれか一つ欠けても十分な力をつけていくことができません。
このことは、学習をスタートする前に肝に銘じておくべきことなのです。
② インプットとアウトプットのバランスを取る
先の4領域でいうと、「聞く」「読む」はインプット、「書く」「話す」はアウトプットとアウトプットととらえる事ができます。
一つの教材で「聞く」「読む」のインプットを行ったら、同時に同じ教材で「書く」「話す」活動を取り入れて学習を進めることでバランスの取れた英語力を身につけていく事ができます。
③ 到達目標を立て、どこまで学習するかゴールを決める
例えば会話が目的であれば、中学英語程度の文法力でOKです。資格試験を目指すのであれば、さらにそのさきが必要になるかもしれません。
どこをゴールに置くかで学習内容や教材も変わってきます。
④ 4領域の学びの順序を意識する
インプットがあふれた先がアウトプットになるのであれば、大量のインプット(「聞く」「読む」)から大量のアウトプット(「書く」「話す」)が導かれます。
いきなり「話す」領域から取り組むのは不自然な学習と言えます。
使用する教材
ここでは基礎からのやり直しということで、中学校で使う教科書を使うことをお勧めします。約300円で手に入れることができ、基本に忠実で4領域もわかりやすく表示、網羅されています。
基本文を正確に身につけ、自分のものとして応用してアウトプットすることが、確実に力を高めます。
教科書は使い倒すぐらい使って欲しいと思います。
※購入は「教科書販売店」で検索してみてください。
4領域ごとの取り組み方
① 読む
中学教科書を音読する。読めない単語やわからない表現は辞書で調べておきましょう。
発音がわからない場合、最近では教科書内にQRコードがついています。読み込んで音声を確かめましょう。
②聞く
中学教科書の本文を聞きとっていきます。聞き取れた単語を書き取ることからはじめて、徐々に文章を聞き取って書けるようにしましょう。
③ 書く
中学英語の教科書、それぞれのパートの文法事項を含む文を書き写しましょう。
ドリル的に主語を入れ替えながら書いていきましょう。
④ 話す
(自己表現)
中学英語の文法事項を使い、自分の内容に置きかえて話す練習をする。
(実際にノートに書いてからやってみましょう。)
(相互のやりとり)
実践編となります。ここをどう活かすが難しいのですが、地域の情報にアンテナを伸ばし、安価で有用なコミュニケーションの場を探しましょう。
例えば日本語学校のボランティア。各地域の国際交流協会のイベント。外国の方がよく出入りするカフェなど。
その他
① 中学程度の文法事項はしっかり押さえる
初級学習者にとって品詞の習得は必須です。会話でも動詞を抜いてしまうなど、品詞の意味と文中の位置関係が混乱している例を見かけます。
周り道のようですが、品詞をきちんと理解することは正確な会話表現にも結びつきます。
②単語力を強化する
文法が英語力の下支えだとすると、表現の幅を持たせてくれるのが単語力です。
中学3年間で習う単語はもちろんのこと、単語アプリなどを使って効果的に積み上げていきましょう。
③ 言い回しを覚える
中学英語の教科書の中には、日常会話で使われる言い回しもたくさん出てきます。主述を入れ替え、自分のことに置き換えながら何度も使って覚えていくようにしましょう。
効果な教材やオンライン講座も悪くないとは思いますが、まずは教科書ありきです。
教科書を十分に学習することは、基礎固めをすることでもあり、その後の会話力にも大きく影響してきます。
たかが教科書と侮ることはありません。
文科省の検定にも合格する中身の濃い内容です。
教科書1さつ丸ごと自分のものにするつもりで学習すれば大きな効果を得ることができるでしょう。

