小学生の英検〜過去問を時間内に解く

8年ほど前に英検の準会場資格を取りましたが,レッスンとは別に英検の対策を始めたのは,5年ほど前からです。

そのほとんどが小学生受験でしたので,音読したものを流したり,文法上のポイントを解説したり,まとめたり,試行錯誤を重ねました。

ここ3年ほどスタイルを変え,英検学習会として過去問を中心に取り組むようになりました。たくさんの資料を準備し,コツコツと勉強していた頃より子どもたち自身もずっと効率よく取り組めています。

なぜ過去問中心の学習に変えたのか

  • 全体の流れと時間を意識させることで,子供達自身が学習の見通しを持ちやすくなる。
    語彙や文法に分けて闇雲に取り組んでいた頃より,全体の流れを掴みやすくなり,子どもたちが意識を集中させて取り組むようになったと思います。
  • 点数が見える化し,合格ラインがはっきりしているので,子どもたち自身あとどのくらいの努力が必要なのかがわかります。ゴールの見えない学習より,ゴールまでの距離がわかるほうが子どもたちの学習へのモチベーションも上がるわけです。
  • 過去問を繰り返すことで,問題の傾向がわかる。
    解けば解くほど,類似の問題などに気づくことができ,対策を立てやすくなります。

英検へ向けての学習

  1. まず問題文が読めるようにする。
    私たちのレッスンでは多読音読をメインとしていますので,子どもたちには目安としてOxford Reading TreeのStage3を読了が受験基準になります。Stage3を読めるようになれば,英検を受験する素地ができたと考えて良いと伝えています。(Stage3読了といっても,そのお子さんの年齢や国語的習熟度などによって習熟度は違います。)特に5級4級の受験は,カタカナ,外来語に由来する単語も多いことから,まず読めるということが必須であり,英検を受験するにあたって,何はともあれ8割がた英文を読めるというのは大きな条件になります。
  2. 筆記25分、リスニングも含めて全体を通して問題を解く。
    マークシートに実際に解答していきます。マークシートに慣れていない小学生のお子さんもいますので,過去問の取り組みには必ずマークシートを使います。
  3. 試験終了後,すぐに自分で答え合わせをする。
    どんな教科でもそうですが,高学年にもなれば自己採点をして,自分の取り組みに自らフィードバックをするというのは大事なことです。
    間違いやわからなかった単語や文章をチェックし,すぐに復習しておくように話しています。
  4. 家では音読をしたり,私の方で取りまとめた単語や文章を復習しておきます。

英検受験における諸情報

  1. 英検は1年間に3回あります。英語教室の準会場であれば土曜日か日曜日の実施になります。それぞれのご家庭の状況,学校行事やスポーツ少年団,習い事との兼ね合いで受験時期を決めてください。
  2. 準会場受験と本会場受験があります。
    時間や日程も違いますが,受験金額が違うのは大きいと思います。金曜日土曜日と日曜日実施の問題は違います。基本日曜日の準会場受験の日程はは本会場に準じ,時間帯も同じになります。
    小学生のお子さんであれば,やはり慣れた場所,慣れた先生の監督下で受験したほうが力を発揮しやすいというのはあると思います。
    障害のあるお子さんは配慮がなされます。問い合わせてみられることをお勧めします。
  3. 5級と4級の試験は筆記とリスニングのみ。話す、書くはありません。単語を書く問題もありません。全てマークシートですので,裏を返すと意味が分かり発音ができるのなら,単語が書けなくても受験できます。これが低年齢層の受験を推し進めています。3級から英作文,2次試験で面接が入ります。ここで初めて『聞く』『読む』『書く』『話す』の4領域が入ってくることになります。
  4. 5級から2級までの合格ラインはおおよそですが6割になります。準1級以上は7割と言われます。CSEスコアに換算されるようになったため,配点比較は難しいのですが、合格ラインは同じだと考えて良いと思います。
  5. 英検,特に4、5級にはいくつかの問題傾向があり,過去問を解いていくことで子どもたち自身が気づいたりします。過去問に取り組むということは,英検の問題傾向に自ら気づくという点でも良いと考えています。

英検準会場としてスタートした時は,グループレッスンであれば小学校卒業までに4、5級受験を目標にしてきました。
無理せずしっかり力をつけていく。
今でもその気持ちは変わりませんが,Oxford Reading TreeをStage5あたりまで読むレッスングループが出てくるようになり,受験級も上がってきています。

個人レッスンになると準1級を受験する高校生もいたりで,どれだけ構造的にわかりやすく解説するか私自身日々勉強です。

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