子どもの集中力と注視の問題

前職時代,特別支援教育にも関わっていたこともあって,子どもの情報選択,特に注視については考えることが多かったです。

発達障害のお子さんを見ていくとき,
いわば子育ての過程をスローテンポで振り返るのに似ています。

そうすると,子どもが幼ければ幼いほど,
情報取得の能力が未分化であることと結びついてきます。

例えば大人は不必要な音を切り捨てて,必要な音だけを選択していきます。
子どもはその力が未分化だと感じることが多々あります。例えば,大きな音で流されるCMに反応したり,大人が気にもとめない些細な雑音に固執したりします。

それは,見るということにも現れます。

黒板を見ているようで,その横の姿勢に関するポスターを見ていたり,黒板の板書を一緒に声を出して読んでいるようでも,実際に文字が追えず、他の子と口調を合わせているだけということもあります。

面白いのは,国語で一斉に音読をして
「ストップ」と声をかけると,
少なからぬお子さんが違うところを指差している…
そんな場面を目にすることがあまりにも多いので,
読むたびに読んでいる場所が正確なのかを確認する癖がついてしまいました。

特に教員時代後半で顕著に増えてきた気がします。

現代の情報過多と無関係ではないと感じます。

そしてこれが多読を進める上での大きな課題にもなっています。
注視ができ,集中力を保って文字を追っている子どもとそうでない子どもの間に読みの力が開いていく。
多読音読のスキルや量よ理、どちらかといえば,そういった中止を解決する指導が必要になってくるのだと思います。

子どもの受け取る情報を整理し,シンプルにする工夫も必要です。
そうしながら,今読む対象の本に集中できる指導上の工夫も必要になってきます。

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