アルファベットも習いたて、多読もスタートしたばかり。
そんな子どもさんの単語力、実際はどの程度身についているのか不安になることもあるのではないでしょうか?
今回は長年多読音読を進めてきて経験した衝撃的な事実(笑)と、その解消法についてお話しします。
多読音読だけで正確な単語力は身につかない
まず結論から言うと、多読音読で大量のインプットや幅広い英語力の土台は培われますが、正確な単語力を身につけることはできません。
これは日本語の読書を考えてみればわかるのですが、難しい熟語が出てきて読むことはできても実際に書くことは難しいのと同じです。
多読音読を進めながら正確な単語力を伸ばすにはひと工夫が必要なのです。
子どもたちは単語をどうとらえているか
文字と絵カードのマッチングを兼ねた、カルタや神経衰弱に取り組むことがあります。
実際、子どもたちはよくカードを取ることができます。
が、文字だけのカードになると途端に読めなくなる、そういった経験もよくします。
子どもは単語の全ての綴りを見ながらカードをとっているわけではなく、最初の音のフォニックスでとっているのであり、最初の数文字を手がかりにとっているものだと思われます。
多読音読の継続で、単語のマッチング、文章全体への理解は高まりますが、それだけでは十分でないことは明らかです。
それを全体の正確な綴りへの認識に持っていくことが必要になります。
正確な単語力を身につける取り組み
まずは多読音読を通して、単語と音声のマッチングを進めながら一語一語に目を向ける習慣づけに取り組みます。
土台ができているかどうかで、その後の取り組みが効果的に進められるかどうかが決まります。
① 単語を取り出し、アナグラム的な文字の羅列として提示し、元々の単語の綴りを考えさせるなどのアクティビティを構成する。
Word search なども効果的です。

② 実際に出てきた単語をそれぞれホワイトボードに書き出し、少しずつ消していって元々の綴りを思い出す。
③ わざと間違えた綴りの単語を提示する。
ORTのStage3ぐらいまで読み進めると、自力で読むことが可能になってきます。英語の4領域は聞く→読む→書く→話すと難易度が上がっていきます。
多読音読で強化される『聞く』→『読む』をベースに残りの領域を網羅できるような取り組みが必要になります。

