その文章の主体は誰か(動作の主体,視線の主体)

国語の学習では時々使われる
読解へのアプローチの一つですが,
多読音読の指導でも十分活用することができます。

例えば

Look at Me
(Oxford Readng Tree Stage1+ 33語)

ここでの Look at Me!は
Chipが母親に自分の自転車乗りを見て!と言っている場面ですよね。

一方こちらは,どうでしょう?
ここでは,水をはねられた母親が
見て!とChipに言っている場面です。

見て!と言っている主体も違いますが,
言っている時の心情も違います。

Look After Me
(Oxford Reading Tree Stage1+ 38語)

ここではお預かりをしたケイトが,すべり台好き!
と言っている場面ですね。

最後の場面はどうでしょう?
私たちが好きなのは,ケイトであると同時に
寝ている状態なのだと言えます。

その前のページまでの非言語表現に着目することも必要です。
ケイトがやんちゃをしている場面での周りの表情など,はらはらしている様子が読み取れれば素晴らしいと思います。

このように会話や動作の主体がどこにあるかをたずねる活動は,何度もお話ししている多読音読のSmall Questionsの中で取り入れることがあります。

絵本を読む目的が多読音読だからと言っても,
国語の読解と同じようなアプローチをしていくことは大事なことです。

文章の主体がわかると,気持ちの移り変わりや
お話の因果関係も理解できるようになります。

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